キャンパスライフ

首都大生のリアルボイス(看護学科)

看護学科で4年間学んだ学生の皆さんから、これから看護職を目指す皆さんへのメッセージです。

東京で学んだ4年間

4年生の冬、「卒業」という言葉がだんだん現実味を帯びてきて、この4年間本当にたくさんのことがあったと思い返しています。18年間ずっと親元で暮らし、一人で青森から出てきて暮らすのは、寂しさも心細さもありました。4年も経つとすっかり東京のよさも青森のよさも両方満喫できる自分がいます。
小さい頃から動物好きだった私は、ずっと獣医になる夢を持っていました。しかし進路を決める高校生のとき、私を可愛がってくれた祖父母の死を間近で経験し、人の弱さや強さを実感しました。この経験から私は看護師の道を選びました。そして、せっかく大学に行くのなら、東京の総合大学で学びたいと思い本学に進学しました。
1年生の頃は、一人暮らしや大学の環境に慣れるので精一杯でしたが、他学科と一緒に都市教養プログラムやNSE*といった看護学以外の知識も身につけられるのは総合大学の強みであると実感しました。そして、荒川キャンパスに移動すると、本格的に看護学の講義や看護学実習が始まります。それは、看護師を目指す自分にとって望んだ環境でもありましたが、看護師の理想と現実のギャップに直面する環境でもありました。看護とは何か、看護師の役割とは何か、私のやろうとしていることは果たして看護なのか。たくさんの葛藤が生まれる中で、その壁を乗り越えさせてくれたのは本学の先生方であり、同じ学科の学生でした。
南大沢キャンパスに比べ、健康福祉学部がある荒川キャンパスは華やかさに欠けるところがありますが、人と人とのつながりや温かさを感じるには本当に素晴らしいところです。さまざまな経験を重ねてきた先生方が、それぞれの看護体験や看護観を語ってくださり、たくさんいる学生の中の一人ではなく、私個人として一人ひとり接してくださいます。
そして、この学科に入ったおかげで、かけがえのない仲間ができました。「卒業」という言葉が少し切なく感じるのは、卒業することで離れなければならない大切な仲間がいるためだと思います。それは、実習や演習、テスト、課題などに対し、お互いに励ましあい、支えあって、一緒に乗り越えようとできる素敵な仲間がいたからこそ。この大学生活で私は一回り成長できた気がします。こんなところで言うのもなんですが、この大学で出会えた皆さん、本当にありがとうございます、そして大好きです。
これからこの大学で新しい出会いを見つける皆さん、いいところですよ。穏やかで、のびのびできる、試練の日々も心強い仲間と一緒です。4年前、この大学に進路を決めた自分にもありがとう。
この文章を読んでくださった方々が、本学科に入学し卒業を間近にしたときに、私と同じような気持ちになっていれば嬉しいです。
*NSE: Native Speaker of English 英語を母国語とする講師

(2期生:2010年3月卒業)

講義と実習をふりかえって

看護学科で多くの仲間と共に学んだ4年間は、とても充実した日々でした。1年生の頃は、南大沢キャンパスにおいて様々な学部の仲間と共に学びました。総合大学なので、医療の専門分野以外の科目を選択することもでき、いろいろな価値観をもった仲間と出会い、刺激の多い1年間でした。
2年生からは、健康福祉学部は荒川キャンパスへ移り、実際の専門領域の勉強に入りました。看護に関する様々な教科書を購入し、夢であった看護学を本格的に勉強できることをとても嬉しく思ったことを、今でも覚えています。
看護学科の専門科目の特徴として、大学の先生はもちろん、大学の外部からも多くの先生が来てくださり、授業を受けることができるという点があると思います。 臨床でその道に精通された先生(医師、看護師等)によるスライドを用いた授業や、患者の立場や患者の家族の立場の方による授業がありました。様々な立場の方が、私たちのために授業をしてくれるというのは、とても恵まれた環境だと思います。

実習を通して学んだもの

看護学生であれば大学生活において、病院施設での「実習」の体験は特に印象強く残っていると思います。
首都大学東京の看護学科では、様々な病院施設(主に都立病院)で実習をさせていただきます。大学の付属病院はないので、看護の領域によって異なる病院に伺い、その領域に特化した病院にて実習を行うことができたことは、とても感謝しています。
半年間の実習期間は、壁にぶつかることも多く、毎日必死に患者さんと向き合う日々でしたが、同じ看護学科の仲間の存在、一人一人の学生をとても熱心に指導してくれる担当教員のおかげで、学びの多い半年間でした。
学生という立場で病院に入り、患者さんと向き合うことは私にとってはとても厳しく、技術や知識不足に悩むことも多くありましたが、学生でありながらも「看護師さん」と慕ってくれた患者さんのことは、一生忘れないと思います。
私は、この大学で大切な仲間や先生方と出会うことができたことに、とても感謝しています。また、学生に対していつも親身になって下さり、一生懸命に指導してくれた看護の先生方と同じ「看護師」になれたことを、とても誇りに思います。
これから看護師を目指して首都大学東京への入学を考えている皆様、総合大学という特徴と、専門領域においてとても恵まれた環境で勉強に励むことができるという特徴を合わせ持ったこの大学で、看護学生としての第一歩を踏み出してみるのはいかがでしょうか。

(2期生:2010年3月卒業)

ここからは、首都大学東京が歴史を引き継いだ東京都立保健科学大学の卒業生から、大学での学びや生活について思い出を寄せていただいたメッセージです。

看護学科の4年間

看護学科では、1年次では一般教養を中心に、2年次においては臨床実習が始まり、そのために必要な看護の専門科目の授業が増えていきます。3年次後半の臨床実習では半年をかけて2週間ごとにチームで各専門領域の実習先を回っていく日々が続きます。 勉強だけでなく、体力勝負でもあります。
ここまでを読むと、真面目な勉強ばかりの日々が続くように思われるかもしれませんが、そのようなことは無く、アルバイトやボランティア・サークル活動をする時間も十分にあります。特に時間的に余裕のある1年次は大学生として様々な体験をするには最適な時期だと思います。
学生みなが勉強と遊びを程よく調整しながら、楽しく充実した学生生活を送っています。

(都立保健科学大学5期生・2006年3月卒業)

臨地実習を経て

看護学科の実習には、校内の実習室などで基本的な看護技術を学生同士で練習する学内実習と、病院で実際に患者さんに対して看護を行う病棟実習とがあります。まずはそれぞれについて簡単に説明します。
学内実習では、ベッドメイキング、清拭、足浴、洗髪、口腔ケア、食事介助などを学生同士で行います。お互いに、看護師役と患者役をすることで、ケアを提供する側の技術の習得はもちろん、ケアを受ける側の気持ちになって、やって欲しいこと、やって欲しくないことなども考えながら、どのような看護をしていけばいいかを学んでいきます。
そして、いよいよ病棟実習。期間は、2年生では基礎実習として1週間、3年生では慢性期・急性期・母性・小児・高齢者・精神・在宅・地域の8領域を2週間ずつ半年間、そして4年生では自分の興味のある領域に1ヶ月です。実習先は都立病院を中心とした、それぞれの領域の病院で、実際に入院されている患者さんを対象に必要な看護を、情報収集→計画→実施→評価します。先生や看護師さんにアドバイスを受けながら、少しずつ臨床の看護を身につけていくことができます。
看護学生にとって、実習というのは精神的にも身体的にもとても大きなものです。嬉しいこともあれば不安になることもあります。でも、一人の患者さんのことだけを考えて、その人の入院前から入院中、入院後、生活スタイルや性格や家族環境や経済状況、いろんなことに目を向けてじっくり話を聞いて、そんな時間を持てることは、学生だからこそできることなのではないかと思います。
私にとって実習は、いろんな人に出会い、自分の長所や短所と向き合うことができた、そして、私がこれから目指していく看護も少しだけど見えてきた、貴重な体験です!

(都立保健科学大学5期生・2006年3月卒業)

卒業研究に取り組んで

看護学科では、4年次の必修科目に「卒業研究」があります。これは、およそ1年間をかけて、それまでの実習や看護学の学びの中で、自分の興味をもったテーマについて掘り下げ、一連の看護研究の過程を学ぶことを目的としたものです。
卒業研究では、学生3~4名につき担当教員1名という割合で、非常に手厚く研究の指導が受けられることが特徴です。様々な研究実績や臨床経験を有しておられる先生方から、年間を通して研究に関する指導が直接受けられるというのは、非常に貴重な経験であると思います。また、ここで得た知識や培った経験は、臨床での研究場面で必ず役立っていくと思います。
研究を進めるにあたり、初めは文献検索の仕方から、研究方法、論文のまとめ方まで、とにかくわからないことばかりでした。しかし、同じゼミの仲間の支えや担当の先生のきめ細かく、熱心な指導のおかげで、大学生活の集大成ともいえる、卒業論文を無事書き上げることができました。
卒業研究を行う4年次は、研究の他にも総合臨床実習や就職活動、国家試験の勉強等もあり、困難や苦労の多い1年間となります。しかし、それまでの大学生活で苦楽を共にした友人達や、切磋琢磨し合えるゼミの仲間、温かく見守ってくださる多くの先生方に囲まれ、大学生活の中でも最も充実した、思い出に残る1年間になること間違いなしです。「人」に恵まれ、多くの貴重な経験を得た今、私は本学で学生生活を送ることができて、本当によかったと思っています。
皆さんも本学にきて、充実した学生生活を送ってみませんか?

(都立保健科学大学5期生・2006年3月卒業)

サークル活動

本学には、実はいろいろなサークルが存在します。世界選手権に出場するほどの強豪、フラッグサークルをはじめ、思いっきり体を動かしたい人のための体育会系サークルもあれば、車椅子バスケなどのボランティアなどをするボランティアサークルなど、医療系大学ならではのサークルも充実しています。
私はダンスサークルに所属しているので、少しご紹介したいと思います。ダンスサークルは50名前後の大所帯サークルで、主に10月に行われる青鳩祭と、4月の新歓(新人歓迎会)が発表の場になっています。他にも、サークル内で有志のチームを作って、学外のイベントで踊っている人たちもいます。
ジャンルはHIP HOPからJAZZまで、HOUSEやLOCKなども含め多岐に亘り、インストラクターの先生が来てレッスンしてくれます。もちろん、自分のやりたいものだけをチョイスして練習に参加することもできます。今は男の子も入ってくれて、みんなで和気藹々と楽しく盛り上がりつつ、「やるときゃやる!」といった感じで日々ダンスに励んでいます。
授業やレポートだらけで息がつまりそうなときに、思いっきり体を動かすととても気持ちが良く、おかげでメリハリのある学生生活を送ることができたような気がします。サークルでは上下のつながりもとても強いのですが、先輩・後輩との関係が、また学生生活を充実させてくれるのではないでしょうか。また、夏休みも毎日のようにダンスをして、みんなで創り上げた青鳩祭の舞台をやり遂げた時の達成感は、とても爽快で感動的で、充実感に満ちたものです。
縦や横のつながりを大切にしつつ、勉強と自分のやりたいことを両立させてメリハリのある学生生活を送りたい方、是非何か興味のある、面白そうなサークルに入ってみてください。いろいろな人と出会うチャンスにもなると思います。

(都立保健科学大学5期生・2006年3月卒業)