療養生活支援看護学(博士前期課程・博士後期課程)
分野の目指すもの
療養生活支援看護学では、療養や生活における人々の健康課題について、その人の暮らしや歴史、健康と疾病、療養と介護、人生の終焉と看取りの観点を踏まえ、その支援方法や看護、社会システムについて探求します。
高齢社会において、「活力ある長寿社会」を実現するために、その人の健康と生活を支え、看護を発展させる新たな「知」の創造をめざす実践者、研究者・教育者の育成に取り組みます。
- 教員
- 教授 小野 若菜子助教 奥村 朱美
分野の教育内容
国内外の文献を精読し、プレゼンテーションや意見交換を通して、課題や現状、エビデンスの分析をします。そして、自らの研究テーマの焦点を深め、調査を進めます。これらの研究活動を通して、療養生活支援看護への貢献を目指します。
[主な担当科目]
博士前期・後期課程論文コース:療養生活支援看護学
研究テーマ
教員の研究テーマ
- 看護職が行うグリーフケア、エンドオブライフケア
- 在宅終末期ケアにおける看護職・介護職・介護支援専門員の連携
- 死別を支える地域コミュニティの育成
- 地域包括支援センターにおける死別サポート、倫理的課題と倫理的環境
- 認知症高齢者の緩和ケア
- 在宅・施設で療養する高齢者への看護
- 高齢者看護を行う看護職の教育
- シミュレーションを基盤とした看護教育
- 災害時の公衆衛生看護、健康課題としての放射線防護
院生の研究テーマ
- 認知症者・家族への看護
- エンドオブライフケア
- 糖尿病患者のセルフケア
- 災害時における災害要援護者の支援
インフォメーション
- 東京都立大学オープンユニバーシティ:東京都立大学健康福祉学部看護学科「看護の力」を考える
「超高齢社会における病気と介護:自分にできること、看護職にできること 」の講義を担当しました(2025年4月)。 - 看護に関わる学会の運営や学術集会の企画にも積極的に参加しています。
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地域への市民参加型グリーフカフェの活動に参加しています。