在宅看護学(博士前期課程*・博士後期課程)*CNSコース設置
分野の目指すもの
在宅看護学分野では、地域ケアシステム・在宅看護学分野の課題に関連する諸理念、理論、研究方法を学習し、課題解決のプロセス及び実践と評価方法についても探求し、その成果を研究としてまとめる能力を育成します。
在宅看護学分野では、博士前期課程に論文コースとCNSコースが用意されており、CNSコースは2007年度に日本看護系大学協議会において在宅看護専門看護師教育課程として国内で初めての認定を受けています。
- 教員
- 教授 河原 加代子准教授 島田 恵准教授 岡本 有子
分野の教育内容
博士前期課程 論文コース
関心ある現象について概念(変数)を特定し、データ収集の方法、分析方法の基礎を学びます。次に特別研究で取り組むテーマについて国内外の研究の動向、理論および主要概念、研究方法について文献レビュー、実地踏査を行う演習形式を組んでおります。
博士前期課程 在宅看護専門看護師(CNS)コース
2009年度、2010年度にそれぞれ1名ずつ、在宅看護分野の専門看護師が育っております。2011年度は3 人目となる学生が実習に取り組んでおります。在宅看護専門看護師として求められる6つの能力(卓越した実践、教育、相談、連携調整、研究、倫理的問題の調整)を高めるため、在宅看護スペシャリストとしての役割を担う実習が組まれております。
※注 専門看護師となるには、大学院修了後に所定の手続きが必要です。
博士後期課程
学生が志向する地域ケアシステム・在宅看護分野の課題分析、及び看護介入の方法論の開発にむけた能力をフィールドワークを通して養います。
研究テーマ
博士論文
- 震災後の看護活動におけるチームワークの質を高めるコンピテンシーモデルの開発
修士論文
- 在宅ターミナルケアを受けた家族介護者の新しい生活の築きへと向かう心理的プロセス
- 地域包括支援センターに所属する保健師等の転入高齢者支援に関する認識と実践状況の分析
- 強化インスリン療法導入以降の糖尿病児童生徒への学校生活支援に関する現状分析
課題研究
- がん終末期患者の訪問看護導入時に直面する訪問看護師の困難感
- 訪問看護を受けたことによる外来化学療法中のがん患者の在宅療養生活と気持ちの変化